教員採用試験

教員採用試験 教養試験(教職教養)の傾向|攻略法のまとめ

教員採用試験 教職教養まとめ

教員採用試験の教職教養って、どんな試験?

教職教養の勉強法が知りたい

教職教養の傾向は?

このような情報を求めている方、多いのではないでしょうか。

教員採用試験で対策をしなければいけない筆記試験は、

 教職教養

 一般教養

 専門教養

の、3種類です。

これから2019年実施の教員採用試験に向けて教職教養の内容をまとめて書いていきます。

それぞれ科目の特徴や傾向も詳しく解説しているので、記事を読みながら勉強計画を立ててみてください。

一般教養についての記事が読みたい方は「教員採用試験 一般教養の勉強方法|一般教養の出題がない県はどこ?」をどうぞ。

教員採用試験 教職教養

教員採用試験 教職教養の傾向

教職教養は、

 教育原理

 教育法規

 教育心理

 教育史

の、4科目で構成されています。

教職教養では「学習指導要領」や「生徒指導」、「カウンセリング」など、教員としてやっていくために必要な知識を勉強していくことになります。

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教員採用試験 教職教養の特徴

 出題数が多い

 平均点が高い

 面接試験でも知識が必要

教職教養の特徴① 出題数が多い

教養試験は教職教養と一般教養から出題されますが、多くの県で教職教養の出題数が多いです。

教職教養 一般教養
東京都 25 0
神奈川 20 30
大阪府 15 15
愛知県 16 14
千葉県 25 5
静岡県 35 15
沖縄県 60 30

1科目当たりの出題数も多いため、優先的に勉強する必要があります。

教職教養の特徴② 平均点が高い

出題数が多いため、多くの受験者が猛勉強しますよね。

そのため平均点が高いです。

例えば某予備校の模擬試験の平均点を見ると、60~65%を推移しています。

※一般教養は45~49点。

他の受験者に差をつけられないためには、教職教養で点数をとることが重要。

教職教養の特徴③ 面接試験でも知識が必要

面接試験で教職教養の知識を問われる質問が増えています。

例えば、

教育基本法14条を暗唱してください。

地方公務員法32条には、何がかかれていますか。

など、質問されています。

教員として答えられて当然のことを、あえて質問してくる意図はなんでしょうか?

一度、考えてみましょう。

教員採用試験 おすすめの参考書
2019年版 教員採用試験 おすすめの参考書と使い方おすすめの参考書や問題集、過去問をお探しですか?本記事では教職教養、一般教養、専門教養の勉強で使えるテキストを紹介と効果的な使い方を紹介しています。勉強をはじめる人や参考書を探している人必見の内容です。...

教員採用試験 教職教養 科目の傾向と問題

教職教養の過去問

教職教養で出題される科目の傾向と過去問(問題)をみてイメージをつかみましょう。

教員採用試験 教育原理

教育原理は、教職教養で一番重要な科目です。

こんな問題が出題されています。

・文部科学省の生徒指導提要において、生徒指導を通してはぐくまれていくべき資質や能力は、自発性・自主性、自立性、主体性である。〇か×か。

・学校における体育・健康に関する指導は、生徒の発達の段階を考慮して、学校の教育活動全体を通じて適切に行う。○か×か。

・教科カリキュラムとは、関連する複数の教科を関連付けて編成するカリキュラムで、教科そのものの独立性は保ったままで編成する。〇か×か。

A. ○ ○ ×

主な出題分野は、

 学習指導要領

 生徒指導

 障害児教育

などが、あります。

面接試験でも教育原理の知識がないと答えることができない問題も多数あるため、優先的に勉強したい科目です。

教育原理の出題傾向や分野ごとの重要度を「教員採用試験 教養試験の勉強方法|教育原理の傾向、推奨テキスト他」にまとめています。あわせて確認しましょう。

教員採用試験 教育法規

教育法規は、教員として、公務員として知っておかなければならない法律や制度について問われます。

こんな問題が出題されています。

・憲法は「学問の自由は、法律の定めるところにより、これを保護する。」と規定している。

・教育基本法は、良識ある公民として必要な政治的教養は、教育上尊重されなければならないと規定している。

・学校教育法は、学校には、学校図書館を設けなければならないと規定している。

A. × ○ ×

主な出題分野は、

 学校教育法

 教育基本法

 地方公務員法

などが、あります。

法律の条文を覚えないといけないため、苦手な受験者が多いです。しかし、出題されやすい条文や分野はある程度決まっているため、傾向を把握して勉強することが重要。

教育法規の出題傾向や分野ごとの重要度を「教員採用試験 勉強方法|教育法規編~内容、過去問、参考書」にまとめています。あわせて確認しましょう。

教員採用試験 教育心理

教育心理は、児童・生徒の心理過程や成長発達を理解して、学年や成長段階に応じた適切な指導をするために必要な知識を勉強します。

こんな問題が出題されています。

・人間意識の中に「無意識」の領域があることを発見したのはフロイトである。

・ピアジェは自己同一性を研究し、「幼少期と社会」などに著した。

・不登校や引きこもりにより自己を守ろうとすることを抑圧という。

A. ○ × ×

主な出題分野は、

 カウンセリング

 学習

 発達

などが、あります。

教育心理は多くが「提唱者(研究者)」と「提唱説(実験)」の紐付で正答することができます。

しかし、教育心理学者はたくさんいるため主要人物を中心に覚えていく必要があります。

教育心理の出題傾向や分野ごとの重要度を「教員採用試験 勉強方法|教育心理編~傾向、過去問、参考書他」にまとめています。あわせて確認しましょう。

教員採用試験 教育史

教育史は、文字通り「教育の歴史」について勉強します。

こんな問題が出題されています。

・森有礼は「教学聖旨」を著し、北欧主義などを批判し徳育を中心とした教育論を主張した。

・伊藤博文は幕末期の思想家・教育家で、漢学塾の松下村塾で教育を行った。高杉晋作・木戸孝允などを輩出した。

・ケルシェンシュタイナーはドイツの思想家で教育家である。自由ヴァルドフ学校を創設し、人智学に基づいて精神と身体、芸術と科学を統合した特有の教育方法を形成した。

A. × × ×

主な出題分野は、

 日本教育史

 西洋教育史

などが、あります。

教育史も教育心理と同じように、多くが「人物」と「著書・名言・偉業」の紐付で正答することができます。

歴史って聞くとアレルギー反応をしめす受験者は多いですが、出題されやすい人物は限られています。

教育心理の出題傾向や分野ごとの重要度を「教員採用試験 教育史を攻略するための入門書」にまとめています。あわせて確認しましょう。

教員採用試験 合格点(合格ライン)は?

教員採用試験は、多くの都道府県が「人物試験重視」の採用を行っています。

そのため筆記試験の点数が高くなくても面接試験の評価が高ければ採用されるケースはよく目にします。

反対に点数が満点でも、面接試験で評価がつかないと不合格になります。

でも・・・どれくらい点数が必要なのか気になる・・・。

合格ラインは自分の受験する校種・科目の倍率がひとつの目安となります。

倍率が5倍以下の校種・科目は50~65点

倍率が10倍以下の校種・科目は60点~70点

倍率が10倍以上の校種・科目は70点以上

これを基準に考えましょう。

そんなに点数が低くてもいいの?

確かに、7割程度の正答率でいいのか疑問に思いますよね?

実は教員採用試験の問題は全体的な平均点が60~70点になるように作成されているため、高得点を取ることは難しくなっています。

例えば大阪府は例年、12月に「大阪府教員チャレンジテスト」を行っています。この試験で75%以上の点数を取れれば、翌年の筆記試験を免除する試験です。

関連記事 大阪府教員チャレンジテストの合格率3%以下|傾向と過去問

じつはこの試験の合格率って・・・2%未満です。

毎年、5,000人程度が受験します。しかし、75点以上取れる人がたったの2%なんですね。

多くの受験者が70点以上を取ることが難しいため、平均点以上を目安にすることが一つの目標となります。

しかし、平均点ギリギリだと受験者が密集しているので高得点を取るに越したことはないです。

教員採用試験 合格最低点の例

例えば横浜市の中学・高校国語の場合、教養試験と専門教養合わせて110点(200点満点中)が最低合格ラインでした。他の科目も同じような点数で合格を出しています。

神奈川県でも難関教科のひとつである高校社会。昨年の最低合格点は140点(200点満点)。

教育現場をみてもそうですが、勉強よりも生徒指導や保護者対応などの人間性がより重要な職業となっています。

そのため筆記試験が高得点でも、人間性(人物重視)が悪ければ不合格になります。

筆記試験で満点は必要ない。目標点数は70%!

終わりに

教員採用試験は『試験の種類』『筆記試験の科目数』が多いため”対策”に多くの時間がかかります。

傾向を把握して、少ない時間を有効活用(効率よく対策)できる人が最終的に合格します。

効率よく対策するには「情報」が必要です。

今は、多くの予備校が教員採用試験に関する「無料セミナー」や「イベント」を行っています。予備校に通って対策することも有効ですが、できればお金はあまりかけたくないですよね。ぜひ、こういった無料イベントを活用しましょう。

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ABOUT ME
福永 真
大学卒業後、9年間中学・高校の社会科教諭として勤務。家庭の事情で退職後、某出版社へ就職。教員採用試験の担当を7年経験して41歳で独立。現在、大学や短大で今までの経験を活かし、教職アドバイザーとして活動中。高校受験の家庭教師もやっています。