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東京都 教員採用試験 筆記試験の特徴×傾向×過去問他

東京都 教員採用試験 筆記試験の特徴×傾向×過去問他

 東京都の教養試験って難しいの?

 傾向や勉強方法が知りたい

 東京都の問題ってどんな問題なの?

と、いった悩みや疑問を解決していきます。

東京都教員採用試験は筆記試験がとても重要です!

理由は、1次試験が筆記試験と論文試験の結果しか見られないからです。

多くの都道府県では1次試験に面接試験があるので、筆記試験で点数があまりとれなくても面接試験の結果次第で合格することは十分可能です。

しかし、東京都は面接試験がありません。筆記試験でとった点数で勝負することになります。

本記事を読むことで、東京都の傾向や対策方法を知ることができます。傾向を把握したら、あとは傾向にそって勉強をはじめるだけですね。

東京都教員採用試験 教養試験の特徴

東京都の筆記試験は、1次試験に「教養試験」と「専門教養」が実施されます。

教養試験は「教職教養」と「一般教養」に分けることができます。東京都では「教職教養」のみ出題されています。

気をつけておくことは、試験には基準点が設定されていることです。

仮に専門教養で100点満点をとっても、教養試験で基準点以下だと不合格になります。

基準点は公表されていません。しかし、多くの都道府県で総得点の3割未満を設定しているため参考にしましょう。

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東京都教員採用試験 教養試験の出題傾向

例年、大問31題、解答個数25個。全問マークシート方式で、「5つの記述から適当なものを選べ」「組合せとして最も適切なもの選べ」などの出題形式です。

問題番号1~22は全校種共通問題、残り3問は受験する区分によって選択解答となります。

選択問題は各校種に関する学習指導要領の内容から出題されます。2020年から始動する時期(新)学習指導要領の出題が全国で増えています。現行の学習指導要領と変化する部分を中心に覚えましょう。

配点は1問4点×25問、合計100点満点です。試験時間は60分。

東京都教員採用試験 教養試験の攻略法

『教育原理と教育法規はパーフェクトにする必要がある』

東京都の教職教養は、

 教育原理

 教育法規

 教育心理

 教育史

 教育時事

 東京都に関する出題

から、出題があります。

科目数は多いですが、出題の多くは教育原理と教育法規が占めています。

過去の出題数をもとに科目ごとの出題率をみると、

教育原理 35.2%
教育法規 30.7%
教育心理 10.2%
教育史 3.4%
教育時事 11.4%
ローカル 9.1%

と、なっています。

この2科目で点数を取ることができるか、どうかがポイントとなります。

科目自体の傾向は「教員採用試験 教養試験(教職教養)の傾向|攻略法のまとめ」で解説しています。はじめて勉強する人は確認してください。

次に科目ごとの傾向を書いていきます。

東京都教員採用試験 教育原理の傾向

例年、10問程度出題があります。

学習指導に関する出題が毎年あるため注意が必要です。

他に学習指導要領、特別支援教育、人権教育の3分野は頻出なので優先的に覚えていきましょう。

上記の分野を覚えたら生徒指導を覚えていきます。

教育原理に関しては以上の分野を中心に勉強しましょう。

東京都教員採用試験 教育法規の傾向

例年、10問程度出題があります。

特徴は1問に複数の法令が混ざって出題される点と「法令に照らして正答を出す」点です。

空欄補充ではないため、法令の中身を知っていないと正答することが難しいです。

頻出の法令は、

学校教育法

学校教育法施行規則

教育公務員特例法

地方公務員法

が、毎年出題されます。

他にも教育職員免許法や学校保健安全法の出題も目立ちますが、優先すべきは上記の法令です。

東京都教員採用試験 教育心理の傾向

例年3問程度の出題があります。

教育心理はがっつり参考書を使って勉強する必要はありません。

理由は明確で、登場人物はメジャーな人物が多いからです。

出題形式は、提唱説と提唱者の組み合わせを選ぶ問題のため、単純暗記で片付きます。

私が推奨している勉強方法では最後に全国の過去問を問題集代わりに使っていくため、そこで出てきた人物名を覚えるだけでいいと指導しています。

例えば、2018年に教育心理で出題された人物は2017年の岩手県や滋賀県、岡山県でも登場していました。3県の過去問をちゃんと解いていれば正答できているわけです。

東京都教員採用試験 教育史の傾向

教育史も2問程度出題があります。

勉強方法は教育心理と同じく全国の過去問を使って勉強しましょう。

2018年の出題は、2017年の愛知県、鹿児島県、高知県、長崎県などの問題を解いていれば正答できる内容でした。

参考書を使って、出題率の低い人物をたくさん覚えるよりも効果的だと思いませんか?

出題数が少なく、単純な暗記で片付く科目は過去問を使った勉強が一番です。

東京都教員採用試験 その他の科目

教育時事や東京都に関する出題が20点~30点ほどあります。

しかし、とても難しいです。

はじめに書いたように、教育原理や教育法規で点をとる。と、いったのは教育時事や東京都の問題で確実に点をとることが難しいからです。

と、いうのも

 え?そんな問題だす?

の、ようなことがよくおきます。

2018年で出題された問題に、

東京都立高等学校入学者選抜英語検査改善検討委員会報告書

文教関係予算

などの、出題がありました。

まず教員採用試験受験者でこの資料を目にすることはありません。

おそらく東京都庁に勤めている職員でも解けないと思います。

こんな問題が平気で2~3問出題されているわけです。

出題を予想して対策するなら、

全国学力・学習状況調査

東京都教育大網

は、よく出題されているため目をとおしておきましょう。

東京都の勉強をするにあたり、おすすめ参考書や過去問を「【2019年受験】教員採用試験おすすめの参考書と使い方」まとめています。

東京都教員採用試験 過去問

平成29年度における東京都教育委員会の施策に関する記述として適切なものは、次の1~5のうちのどれか。

1 小・中学生の理数に対する資質・能力の伸長を図るため、小学生の理科・算数等の能力を競い合う「小学生理科コンテスト」、理科・算数に関わる研究成果を展示・発表する「小学生科学展」、化学に高い興味・関心をもつ中学生が専門家から指導を受ける「東京ジュニア科学塾」を実施した。

2 共生社会の実現に向け、障害のある幼児・児童・生徒の自立を目指し、一人一人の能力を最大限に伸長して、社会に参加・貢献できる人間を育成していくため、東京都特別支援教育推進計画(第二期)に基づき、特別支援学校、小学校、中学校及び都立高等学校等の全ての学びの場における指導と教育環境の更なる充実等に取り組んだ。

3 東京2020大会の開催都市にふさわしい、運動・スポーツに親しむ元気な児童を育成するために、小学校において、健康教育を中心とした体力向上、健康づくりを推進する「スーパーアクティブスクール」を指定し、基本的生活習慣の定着・改善に向けた取組や、成果を広く発信することを通して都全体の健康教育をより一層推進した。

4 都立高等学校において、理数に興味を持つ生徒の裾野を拡大するために、特色のある教育活動を実施する高等学校等24校を「知的探求イノベーター推進校」として指定するとともに、「理数イノベーション校」、「理数アカデミー校」以外の都立高校生で理数に興味・関心をもつ生徒を対象に「理数研究ラボ」を実施した。

5 東京都公立学校の若手教員に必要とされる基礎的知識・技能の着実な定着と資質の向上を目指し、教諭としての使命感、幅広い知見及び実践的指導力を得させるため、2年間で若手教員を系統的に育成することを目的として、東京都若手教育育成研修を実施した。また、各教員が研修履歴等を確認できる「マイ・キャリア・ノート」を導入した。

東京都教員採用試験 難易度

全国的に難易度は高めです。

出題分野はメジャーですが、正確な知識が求められたり、複数の法令が混ざっているため解きにくいです。

また、教育時事や東京都に関する問題が約3割ほど出題され、そこでは多くの受験者が点をとれないと思います。

よって、教育原理と教育法規でどれだけ点数をとることができるか。が重要です。

 

ABOUT ME
福永 真
大学卒業後、9年間中学・高校の社会科教諭として勤務。家庭の事情で退職後、某出版社へ就職。教員採用試験の担当を7年経験して41歳で独立。現在、大学や短大で今までの経験を活かし、教職アドバイザーとして活動中。高校受験の家庭教師もやっています。