大阪府

大阪府教員採用試験 教養試験の傾向と勉強方法

 大阪府の教員採用試験を受験しようと思うけど、仕事が忙しくて教養試験の勉強ができない。効率よく勉強できる方法はないかな・・・。

と、いった疑問を解決します。

どうも、福永です。

本記事の内容

大阪府教員採用試験の勉強法
・試験の傾向
・科目の傾向
・優先順位
・難易度
・過去問

に、ついて書いていきます。

大阪府は1次試験に教養試験があります。とても難しいですよ(笑)。

大阪府チャレンジテストっていう教員採用試験の前哨戦みたいな試験を12月にやっていまして、正答率75%以上で本試験の教養試験が免除されるっていう試験です。

本試験問題と同内容・同レベルの内容なんですけどね、75%以上の点数が取れている人って、わずか3%程度しかいないんですよ。

詳しくは「大阪府教員チャレンジテストの合格率3%以下|傾向と過去問」に書いているので、興味があったら読んでください。

と、いうわけでこれから大阪府の教養試験を攻略するためにしなければいけないことを書いていきます。

本記事を読むことで、大阪府の出題傾向や難易度、勉強方法を知ることができます。

勉強の仕方が分からない人や、忙しくて勉強時間の確保がなかなかできない人におすすめの内容です。

大阪府教員採用試験 教養試験の傾向

例年、大問30題、解答個数30個。全問マークシート方式で主に「正誤の組合せ」「空欄補充」「正誤の記述」の形式で出題されており、5つの選択肢から正答をひとつ選びます。試験時間は90分。

出題内容は2つ。

・教職教養
・一般知能

教職教養は教員採用試験ではお馴染みの科目で、学習指導要領や生徒指導などの知識から出題されます。

関連記事 教員採用試験 教養試験(教職教養)の傾向|攻略法のまとめ

一般知能は教員採用試験で出題があるのは大阪府(大阪市、堺市、豊能地区含む)だけ。と、いっても公務員試験ではバンバン出題があるので知っている人もいるかもしれませんね。

大阪府教員採用試験 教職教養の出題傾向

教職教養は、満点を取る必要がある科目です。

理由は一般知能の正答率がとても低く受験者の中であまり差がつきません。そのため、多くの受験者が点数を取ってくる教職教養はできるだけ点数をとる必要があるわけなんです。

教職教養は大問15題、解答個数15問の出題があります。

科目別でみると年によって若干の変動はありますが、

・教育原理9問
・教育法規4問
・教育心理1問
・教育史1問

の、出題があります。

教育原理

教員採用試験 教育原理を攻略するための入門書|傾向と対策」で書いていますが、教育原理は13分野で構成されています。

そのなかで、優先して勉強すべき分野は次の4分野です。

・特別支援教育
・生徒指導
・人権・同和
・学習指導要領

とくに文部科学省などが出している資料に関する出題が目立ちます。

・人権教育・啓発に関する基本計画

・人権教育の指導方法等の在り方について

・特別支援教育の推進について

の、3つは頻繁に出題されています。

教育法規

教育基本法や学校教育法といった、全国的に出題の多い法令からの出題が目立ちます。

教育基本法は前文を含めて19の条文しかないためすべて覚えてください。

 学校教育法も全部覚えた方がいい?

全部覚えれば100%正答できますよ!でも、100を超える条文を覚えるのって、すごくしんどくないですか?私だったら覚えたくありません(笑)。

教員として最低限知っておかなくてはいけない知識なんて限られてますよ。教員採用試験で出題される可能性が高い条文が知りたい人は「教員採用試験 教育法規を攻略するための勉強法|傾向と対策」にまとめているので読んでみてくださいね。

個人情報や飲酒(道路交通法)などを題材とした事例問題が出題されています。

教育心理、教育史

試験に良く出題される提唱者と提唱説を覚えておきましょう。

それだけでOKです。あとは模試や過去問演習をしながら都度覚えていきます。

主要人物を「教員採用試験 教育心理を攻略するための勉強法|傾向と対策」や「教員採用試験 教育史の勉強法|傾向と対策」でまとめています。

大阪府教員採用試験 一般知能の出題傾向

一般知能は大問15題、解答個数15個の出題があります。

一般知能とは主に公務員試験で出題されている「数的推理」「判断推理・空間把握」「資料解釈」「文章理解」のことです。計算問題や図形問題、現代文・英文読解など。

出題のレベルは低いので、1問10~15分くらいかければ正解を出すことはできると思います。でも、1問に10分近くかけていたら、

15問×10分=150分で試験終了ですね。

教職教養を1問1分で解いたとして、残り75分。75分で15問なので、1問5分程度で解く必要があります。

一見、すぐに解けそうで解けないので速く解くための訓練が必要になってきます。注意しましょう。

科目別でみると、

数的推理2問
判断推理5問
空間把握2問
資料解釈1問
現代文2問
英文3問

の、出題があります。

数的推理

数的推理は「速さ」「確率」「図形の計量」「整数」「混合算」「方程式」といった分野から出題があります。

分野ごとの特徴は「公務員試験 一般知能『数的推理』の特徴と傾向|過去問で内容理解」が参考になるので、時間があるときに読んでみましょう。

方程式を使って正答することもできますが、方程式を使わずに答えを出すテクニックが多く存在します。実は、そういったテクニックを使って解くことが時間短縮をするために必要だったりします。

判断推理・空間把握

判断推理・空間把握は「集合」「論理」「位置関係」「順序関係」「対応関係」「展開図」「図形の切断」から出題があります。

数的推理に比べると、計算問題ではなく様々なパターンを使って正解を出す問題が多いです。

例えば、

リンゴがなくなりました。現場にはA~Eの5人がいて、それぞれ〇○、××と発言しました。うそつきが一人います。それは誰ですか。

みたいな、出題です。

ね、計算というよりはクイズに近い形ですよね。

簡単そうに見えて、実はすごく時間がかかります。数的推理と同じように速く解くためのテクニックがあるので、それを勉強して使えるようにする必要があります。

分野ごとの特徴は「公務員試験 一般知能『判断推理』の特徴と傾向|過去問で内容理解」が参考になるので、時間があるときに読んでみましょう。

文章理解

文章理解は300字数程度の文章(現代文、英文)を読んで設問に答える問題です。「要旨把握」「内容一致」があります。

繰り返しになりますが、英文を5分で読んで、書いてあることの把握をしなくてはいけません。英語が得意だと簡単かもしれませんが、普通はすらすら読むことも困難なはず。

早く読むためのテクニックがあるので、それを勉強して問題演習を繰り返す訓練が必要です。

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大阪府教員採用試験 難易度

難易度はとても低いです。

大阪府教員採用試験 倍率について解説します」にも書いていますが、多くの校種・科目で倍率は2倍をきっています。つまり、ちゃんと傾向にそって勉強しておけば落ちることはない。と、いうことです。

社会や保健体育、養護教諭をのぞけばボーダーラインは、50%あれば十分なラインでしょう。

大阪府教員採用試験 過去問

次の各文のうち、「人権教育・啓発に関する基本計画」(平成23年4月1日閣議決定(変更))の中の人権教育・啓発の推進方策に関する記述の内容として誤っているものはどれか。1~5から一つ選べ。

1 対象者の理解度に合わせて適切な人権啓発を行うことが肝要であり、そのためには、対象者の発達段階に応じて、その対象者の家庭、学校、地域社会、職域などにおける日常生活の経験などを人権尊重の観点から具体的に取り上げ、自分の課題として考えてもらうなど、手法に創意工夫を凝らしていく必要がある。

2  子どもを単に保護・指導の対象としてのみとらえるのではなく、基本的人権の享有主体として最大限に尊重されるような社会の実現を目指して、人権尊重思想の普及高揚を図るための啓発活動を充実・強化する。

3  学校においては、国際化の著しい進展を踏まえ、各教科、道徳、特別活動、総合的な学習の時間といった学校教育活動全体を通じて、広い視野を持ち、異文化を尊重する態度や異なる習慣・文化を持った人々と共に生きていく態度を育成するための教育の充実を図る。

4  高齢者の人権についての国民の認識と理解を深めるとともに、高齢者も社会の重要な一員として生き生きと暮らせる社会の実現を目指して、人権尊重思想の普及高揚を図るための啓発活動を充実・強化する。

5 人権啓発に当たり、具体的な事例を取り上げ、その問題を前提として対象者が自由に議論することは、啓発を受ける人の心に迫ることにはならず、効果的な人権啓発とは言えない。

パン屋で、アンパン、ジャムパン、カレーパン、メロンパンの4種類のパンを合わせて10個買った。買ったそれぞれのパンの個数について、次のⅠ~Ⅲのことが分かっている。

Ⅰ 4種類のパンをそれぞれ少なくとも1個は買った。
Ⅱ 買ったアンパンの個数とジャムパンの個数は等しい。
Ⅲ カレーパンをメロンパンよりも多く買った。

このとき、次のア~エのうち、確実にいえるものを○、そうでないものを×とした場合、正しい組合せはどれか。1~5から一つ選べ。

ア アンパンを2個買ったとすると、メロンパンは1個しか買っていない。
イ カレーパンを5個買ったとすると、ジャムパンは2個しか買っていない。
ウ 買った4種類のパンのうち3種類のパンの個数が等しいとすると、アンパンは1個しか買っていない。
エ メロンパンよりもジャムパンを多く買ったとすると、カレーパンは3個しか買っていない。

1 ×
2 × ×
3 × ×
4 × × ×
5 × × × ×

大阪府教員採用試験 効果的な勉強法

①大阪府の過去問を使って、傾向を理解

②問題集を使って、知識のインプット&アウトプット

③全国の過去問を問題集として活用

②と③を繰り返す。

これだけです。

 全国の過去問を使って意味あるの?

とても意味があります。

例えば、2018年(平成31年度)試験に「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」が出題されました。

全国でも出題率はとても低いので普通は勉強しないですよ。でも、全国の過去問を勉強していると、2017年の香川県で同じような出題がありました。勉強していれば正答できる確率が上がりますよね。

同じように多くの問題が全国で出題されているので、全国の過去問を勉強することは意味があります。

おすすめの参考書を「【2019年受験】教員採用試験おすすめの参考書と使い方」にまとめているので、あわせて確認しましょう。

終わりに

大阪府の教養試験は最低限の学力があるか、どうかをみるために行われている気がします。

そのため、倍率も比較的緩やかですし、合格点も高くありません。

傾向にそって、勉強していれば問題ありません。

ABOUT ME
福永 真
大学卒業後、9年間中学・高校の社会科教諭として勤務。家庭の事情で退職後、某出版社へ就職。教員採用試験の担当を7年経験して41歳で独立。現在、大学や短大で今までの経験を活かし、教職アドバイザーとして活動中。高校受験の家庭教師もやっています。