教員採用試験

教員採用試験 論作文で良い評価をもらうためのポイント&出題テーマ予想TOP5

教員採用試験 論作文

論作文試験は多くの都道府県・政令指定都市で実施されています。

実施時期は受験先によって様々なので、必ず受験先の実施要項を確認しておきましょう。

論作文試験は筆記試験で、みることのできない教育観や倫理観などの人間性をみる試験です。

文章力を通して、受験者が教員としての資質や能力があるか、やる気や情熱があるかを評価します。

今回の記事では論作文試験のポイントやダメな書き方などについて書いていきます。

論作文が苦手な人も、これから対策をはじめようと思っている人にも意味のある内容です。

論作文を上手に書く5つのポイント

論作文で良い評価をもらうためには、テーマを把握し、具体的にわかりやすく書くことがとても重要になります。

論作文を書くにあたって、押さえておきたい5つのポイントを説明していきます。

しっかりとテーマを把握する

友達との会話で「好きなスポーツはなに?」と聞かれたら、なんと答えますか?

「好きなスポーツはサッカーだよ」みたいな返答であれば、しっかりと質問の意味を捉えて返答していますよね。

しかし、「僕は運動が嫌いだから、スポーツは好きじゃないんだよね」と返答されたら、どう思いますか?

そんなこと聞いてねーよ」って思いませんか?。

このように論作文を書くうえでは、聞かれているテーマに対して意味を理解して書き始める必要があります。

ここがずれていると評価をあげることは難しくなるため注意しておきましょう。

私も毎年、多くの論文を読んで添削をしていますが、「テーマを上手に把握できていない論文」がとても多いです。

具体的に書く

「学生時代に~をしました」「ボランティア活動で~を学びました」のように結果だけを並べて書いても説得力がありません。

ボランティア活動で学んだことを題材にするなら、ボランティア活動を通して「どんな苦労があったのか」「どんな工夫をしたのか」「どんな役割でなにをしたのか」といった結果に対する過程(根拠)がとても重要になります。

評価をする人は、やってきたことを知りたいのではなく、その人がどんなことができるのかを知りたいのです。

文章構成を確立する

テーマを把握して、具体的に書けるようになっても文章の骨格(構成)がしっかりできていないと評価を上げることは難しいです。

基本的には序論(テーマに対する自分の考えを述べる)⇒本論(テーマに対する具体策を述べる)⇒各論(まとめ)で書くことがいいです。

段落についても序論1段、本論3~4段、結論1段で書けると、説得力がある読みやすい文章構成になります。

教師としての意見を書く

児童・生徒に向き合い、教師として何ができるか、何をするかといった教師目線で書くようにしましょう。

「~したいです」「~に取り組みたいです」より「~します」「~に取り組みます」と言い切った形で書くことが好ましいです。

冒頭でも書きましたが、論作文は教師としての資質や熱意をみる試験です。

なので、言い切った形で書いた方がより熱意を感じることができます。

また、「いじめは良くないと思います」のような第3者目線は、記述することで決意がないとみられてしまうため避けましょう。

9割以上は書く

字数は決まっている場合が多く、800字~1000字が一般的です。

字数が決まっている場合は、制限字数の9割以上は書けるようにしておきましょう。

これより字数が少ないと減点される場合が多いです。

例えば字数が800字ならば、最低でも720字以上で書くということです。

字数が無制限の場合は1000字程度を目安として準備しておくといいです。

論作文でのNG行為

どれだけいい内容で、いい構成で論作文が書けていても次のNG行為をしただけで一気に評価が下がってしまいます。

雑、汚い

字が下手でもきれいに書くことはできます。時間がないからといって雑に書いてしまうと評価は低いですよ。

また、鉛筆を使って書く場合が多いため、消しあとや文字のこすれなどには注意しましょう。

何度も消すことで論文用紙が汚くなります。

原稿用紙の使い方

冒頭は1マスあけて書き始める、段落が変わるときは行を変えて1マスあけるといった原稿用紙の使い方ができていない受験者がいます。

それだけで常識がない人と評価されてしまっては損ですよね。

書く練習をするときから気をつけておきましょう。

誤字、脱字

誤字、脱字もNGです。常識がない、教養がないという評価を受けてしまいますし、減点にもなります。

書けない漢字がある場合は、無理して書くのではなく違った表現をするようにしましょう。

横文字や略語はなるべく使わない

横文字(カタカナ)はなるべく使わないようにしましょう。

コミットやミッションなど、カタカナで表記するとかっこいいですよね。

しかし、採点者からすると、ただの読みにくい文章です。

また、アルバイト⇒バイト、文部科学省⇒文科省、学習指導要領⇒学指のように略して書くこともダメです。

しっかりと正式名称で書くようにしましょう。

長文はNG

文章を書いていると一文が長くなっている文章は読みづらい典型文章です。

読点が続く場合に長くなりがちになります。
一文での使いすぎには注意して書くようにしましょう。

今後、出題されるテーマ TOP5

平成30年(2018年)実施試験~出題が予想されるテーマを考えました。
実際に出題されたテーマ例と一緒に確認しましょう。

1位 次期(新)学習指導要領に関するテーマ
例)小学校学習指導要領(平成29年3月告示)では、質の高い理解を図るための学習過程の質的改善に向けて、どのようなことが求められていますか。また、そのことを踏まえ、あなたは授業実践においてどのように取り組みますか。あなたの考えを具体的に述べなさい。

2位 いじめに関するテーマ
例)いじめをなくすために教員はどのように取り組めばよいか。今までの経験を踏まえ、あなたの考えを具体的に論述しなさい。

3位 SNSなどの情報モラル
例)インターネットやスマートフォン、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)などの普及に伴い、教育現場ではこれまで以上に情報モラル教育の充実が求められています。今、学校ではこれらの情報メディアに関してどのようなことが問題になっていますか。また、今後、児童生徒に対し、どのような指導や教育が必要ですか。学校で起きている問題の原因や背景にも触れながら、必要な指導や教育のうち、あなたが取り組みたいことについて具体的に述べなさい。

4位 教員の資質・能力 
例)知識基盤社会の時代といわれる21 世紀において、生徒に求められる資質や能力の具体的内容と、その評価方法のあり方について、あなたの考えを述べなさい。なお、論述にあたっては、「思考力」「基礎力」「実践力」の3つの語句を全て入れること。

5位 不登校への対応
例)不登校児童生徒の数がなかなか減少しない現状にあり、大きな教育課題となっています。その状況を改善するためには、不登校児童生徒への適切な対応とともに、不登校を未然に防ぐ取り組みが大切です。不登校の未然防のために、どのような教育活動に取り組んでいったらよいでしょうか。あなたの考えを書きなさい。

教員採用試験 論作文 おすすめの参考書

論作文試験で高評価をつけられるためには、書き方を身につけて練習する必要があります。
しかし、書き方が完璧にできている人は少ないです。
書き方を身につけて自分なりのパターンを作っておけば、どんなテーマがきても対応することができます。

書き方を身につけるためにおすすめのテキストが手取り足取り特訓道場、合格する論作文 です。

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次期(新)学習指導要領にも対応しており、まさに手取り足取りの1冊です。

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3年C組かえる先生
3年C組かえる先生
大学受験予備校及び資格学校予備校で学生や社会人を相手に指導している、元中学・高校教師。 『大学受験ブログ』『予備校講師の魅力ブログ』『公務員ブログ』を運営、多くの若者たちの夢を叶えるために教示。
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