教員採用試験

教員採用試験 一般教養【自然科学】ってどんな科目?特徴×参考書×問題(過去問)

教員採用試験の一般教養は科目がたくさんあって対策がしにくいですよね。それぞれ科目の特徴を知って、適切なテキストを選んで勉強することが重要です。

今回の記事では一般教養の自然科学について、科目の特徴や問題(過去問)を例にだして見ていきたいと思います。最後には一般教養のおすすめ参考書や予備校について紹介しています。

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教員採用試験 一般教養(自然科学)の特徴

自然科学の出題科目は数学、物理、化学、生物、地学の5科目から出題があります。
多くの県で、3~4問出題されています。情報は出題される県が限られています。
対策を始める前に受験する県の過去問で出題科目の確認をしましょう。

教員採用試験 一般教養(自然科学)のレベル

難しい問題は出題されていません。しかし受験者の多くが文系出身者なので嫌いな人が多い科目です。中学~高校2年くらいの問題が出題されるため基礎的な解法を勉強して使えるように練習しておく必要があります。

教員採用試験 一般教養 数学

数学は自然科学の中で一番出題率が高いです。主な出題分野は「図形の問題」「方程式」「確立」です。難問は出題されていませんが公式を知らないと解けない問題がでます。基礎的な公式を覚えておくようにしましょう。

教員採用試験 一般教養 数学の問題(過去問)

12%の食塩水が50g ある。これに食塩を加えて20%の食塩水にしたい。何gの食塩を加えたらよいか,正しいものを1 つ選び番号で答えなさい。
⑴ 4 g  ⑵ 5 g  ⑶ 6 g  ⑷ 16 . 6 g  ⑸ 20 g
(教員採用試験 福井県 過去問より)

縦の長さが1890cm,横の長さが756cm の長方形の中に同じ大きさの正方形をすきまなく敷き詰めるとき,敷き詰めることのできる正方形の一辺の長さが最大となるものはどれか。1 ~ 5 から1 つ選びなさい。
1 . 54 cm  2 . 189 cm  3 . 378 cm  4 . 472 cm  5 . 756 cm
(教員採用試験 徳島県 過去問より)

教員採用試験 一般教養 物理

主な出題分野は「重力・圧力」「電圧・電流」「磁気」です。出題パターンは同じような問題が繰り返し出題されているため過去問を中心に勉強しておきましょう。

教員採用試験 一般教養 物理の問題(過去問)

次の各文は,仕事とエネルギーについて述べたものである。誤っているものはどれか。1 ~ 5 から1 つ選びなさい。
1 .質量1 kg の物体を1 m 持ち上げるのに必要な仕事は1000 J である。
2 . 100 N の力で壁を押したが動かなかった。このときの仕事は0 J である。
3 .A点からB点に物体を動かすとき,斜面や道具を使っても仕事の大きさは変わらない。
4 .物体のもつ運動エネルギーは,物体の運動の速さが大きいほど大きい。
5 .物体のもつ運動エネルギーは,物体の質量が大きいほど大きい。
(教員採用試験 徳島県 過去問より)

正しいものはいくつありますか。
ア. 40 W(ワット)の扇風機を連続して2 時間使った時に消費される電力量は,4800 J(ジュール)である。
イ.鏡に光を当てたとき,入射光や反射光が鏡の面に垂直な直線との間につくる入射角と反射角は等しい。
ウ.音は空気中では1 秒間に約340 m 進むが,これは水中を伝わる音の速さよりも速い。
エ.物体の速さが2 倍,3 倍となると,その物体がもつ運動エネルギーも2倍、3倍となる。
オ.まっすぐな導線を流れる電流が,導線のまわりにつくる磁界の向きは,電流の向きに右ねじを進ませるときのねじを回す向きになる。
① 1 つ  ② 2 つ  ③ 3 つ  ④ 4 つ  ⑤ 5 つ
(教員採用試験 長野県 過去問より)

教員採用試験 一般教養 化学

主な出題分野は「化学反応」「水溶液」「金属の性質」です。
出題率は理科の中では低めですが、計算問題も出題されているため解き方は勉強しておいた方がいいです。

教員採用試験 一般教養 化学の問題(過去問)

塩化ナトリウムはナトリウムイオンと塩化物イオンがイオン結合した物質である。このとき,陽イオンと陰イオンにはたらく力を何というか,正しいものを1 つ選び番号で答えなさい。
⑴ ファンデルワールス力  ⑵ 起電力    ⑶ 分子間力
⑷ クーロン力       ⑸ 電子親和力
(教員採用試験 福井県 過去問より)

次の1 ~ 4 の中から,酸素を発生させる操作として最も適切なものを,1つ選びなさい。
1 .石灰石にうすい塩酸を加える。
2 .塩化アンモニウムと水酸化ナトリウムを混合して,水を加える。
3 .二酸化マンガンにうすい過酸化水素水を加える。
4 .亜鉛にうすい塩酸を加える。
(教員採用試験 埼玉県・さいたま市 過去問より)

教員採用試験 一般教養 生物

主な出題分野は「動植物」「人体の機能」「遺伝」です。理科の中では暗記科目になります。問題集で知識を入れておきましょう。

教員採用試験 一般教養 生物の問題(過去問)

植物は,根から硝酸イオンやアンモニウムイオンを吸収してアミノ酸を合成し,さらにアミノ酸からタンパク質や核酸を合成している。このはたらきを何というか,正しいものを1つ選び番号で答えなさい。
⑴ 光合成   ⑵ 内呼吸   ⑶ 窒素合成  ⑷ 窒素固定  ⑸ 窒素同化
(教員採用試験 福井県 過去問より)
次の

各文は,進化について述べたものである。誤っているものはどれか。1 ~ 5 から1 つ選びなさい。
1 .カエルの前あしとクジラの胸びれは,同じものから変化した相同器官である。
2 .チョウのはねと鳥類のつばさは,起源が異なる相似器官である。
3 .ヘビやクジラの後ろあしは,はたらきを失って痕跡のみとなっている痕跡器官である。
4 .シソチョウは,ハチュウ類と鳥類の両方の特徴をもつ生物である。
5 .ハチュウ類が出現したのは中生代であり,ホニュウ類が出現したのは新生代である。
(教員採用試験 徳島県 過去問より)

教員採用試験 一般教養 地学

主な出題分野は「地震」「火山」「宇宙」です。
理科の中で一番出題率が高い科目です。暗記中心の科目なのでしっかりと覚えておきましょう。

教員採用試験 一般教養 地学の問題(過去問)

大気と海洋の相互作用に関する説明として正しいものを,①~⑤の中から一つ選びなさい。
① ラニーニャ現象が発生すると,日本付近は冷夏・厳冬になる傾向がある。
② ラニーニャ現象が発生すると,日本付近は猛暑・暖冬になる傾向がある。
③ エルニーニョ現象が発生すると,日本付近は冷夏・厳冬になる傾向がある。
④ エルニーニョ現象が発生すると,日本付近は猛暑・厳冬になる傾向がある。
⑤ エルニーニョ現象が発生すると,日本付近は冷夏・暖冬になる傾向がある。
(教員採用試験 三重県 過去問より)

次の文は,梅雨の天気について説明した文である。①,②に入る語として適当なものを,下のア~オから二つ選び,記号で答えよ。
梅雨の時期には,( ① )気団と( ② )気団の勢力がほぼ同じになり,その境に東西に長くのびた停滞前線(梅雨前線)ができ,雨の多いぐずついた天気になる。
ア.オホーツク海  イ.小笠原  ウ.シベリア  エ.日本海  オ.揚子江
(教員採用試験 鹿児島県 過去問より)

教員採用試験 一般教養(自然科学)勉強方法

数学が苦手な人は簡単な公式集を利用して解き方を学習しましょう。その上で問題演習に取り掛かるといいでしょう。理科はどの科目が出題率が高いかを把握して勉強するようにしましょう。すぐに得点に結びつく科目は暗記中心の勉強でいける生物と地学です。物理と化学は計算問題が解けるように簡単なテキストから勉強を始めるといいですね。

教員採用試験 一般教養(自然科学)オススメのテキスト(参考書)

自然科学は苦手な受験生が多いです。そのため苦手な人は簡単なテキストを使って解き方を身につけたうえで問題演習をこなすといいです。わからないのにいきなり問題演習をしても時間が無駄になってしまいます。

教員採用試験「過去問」シリーズ

受験する都道府県・政令市の過去問(5年分)が掲載されています。まずは志望する過去問を使って必要な科目・分野の把握をしましょう。

そうすることで、どの科目が重要で、どのくらい勉強すればいいかがわかります。

畑中敦子の算数・数学キソキソ55

コンセプトは「一度サヨナラした算数・数学と、図らずも再会する羽目になった、公務員試験受験生・就活生の方へ 」です。

公務員試験やSPI3の試験対策には、おもに小中学校9年間で習った「算数・数学」の理解が大前提。そこで、「四則計算」にはじまり、「因数分解の公式」「立体の体積の求め方」など、算数・数学の学び直しに外せない“基礎の基礎、55項目”を厳選し、一冊にまとめました。試験のベースとなるよう、解説と練習問題をセットで収録しています。ほとんどの項目が“3ページ以内”なので、忘れたところだけを手軽におさらいしたい方にも最適。電車の中など、スキマ時間を活用した学習にぴったりです。

橋元の物理基礎をはじめからていねいに

この参考書は、物理を初歩の初歩から始める人向けです。物理のイメージをしながら読み解いていける導入本です。これで物理の基礎を学んでから問題演習を繰り返し行いましょう。

鎌田の化学基礎をはじめからていねいに

本当に基本的な内容を詳しく親切丁寧に解説していきますので、化学が本当に苦手な方じゃないとだらけてしまうかもしれません。逆に、授業を聞いても分からない、教科書を読んでも分からない、という化学嫌いの方にとっては救世主になりえます。それほど、基本的な内容に特化しています。ただし、 問題数は少ないし応用的な内容は全く触れませんので、この後に、演習をするためにも基礎レベルの参考書に移りましょう。

2019年度版 絶対決める!一般教養 教員採用試験合格問題集

全国の過去問を科目ごとに集約した問題集です。一問一答形式で暗記することに特化した作りになっています。暗記科目は文章を読んで覚えるより一問一答スタイルが適しているため最後の総仕上げにうってつけのテキストです。

専門教科小学校全科 問題集

あまり知られていませんが、専門小学校の教材は一般教養対策として十分使える参考書です。学習指導要領の部分は無視して知識部分のみ使って勉強することができます。知識量も十分掲載されているためおすすめです。

一般教養の要点理解

直前期に一気に仕上げたいとき、知識の総復習したいときに使える1冊です。膨大な範囲の一般教養をまとめあげたテキストです。

知識量としては完全ではありませんが、これをするだけで拾える1点があることも確かです。同シリーズの一般教養の演習問題と一緒に学習することでより確かな実力がつきます。

一般教養30日完成

ジャンルごとに1日4ページ、書き込んで覚えるタイプの問題集です。出題傾向と重点ポイントを中心にまとめられているので内容のすべてを暗記する際には非常に助かる1冊です。 受験勉強の初期にやっておけば一般教養の全体像がスラスラと頭に入り、追い込み期にやれば総仕上げに役立ちます。要点の整理と問題演習がこれ1冊で可能です。

高校入試5科一問一答式

数学、理科の基礎ができていない人の基礎作りに最適の1冊です。冒頭にも書きましたが、教員採用試験では難問は出題されず基礎的な問題が出題されます。その基礎的な部分をこのテキストで学ぶことができるわけですね。これで基礎の50~60%を掴んで、過去問演習をこなしていくことで100%を目指せますよ。

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一般教養 予備校で対策

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3年C組かえる先生
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大学受験予備校及び資格学校予備校で学生や社会人を相手に指導している、元中学・高校教師。 『大学受験ブログ』『予備校講師の魅力ブログ』『公務員ブログ』を運営、多くの若者たちの夢を叶えるために教示。
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