教員採用試験

教員採用試験 一般教養は自然科学が重要?傾向と勉強法

教員採用試験の一般教養ってどんな科目があるの?

 自然科学の傾向は?

 自然科学 おすすめの参考書は?

このような情報を探している方、多いのではないでしょうか。

自然科学は理数系科目がメインのため苦手な受験者が多いです。

とくに数学は出題数、出題率ともに多いため対策は必須。

しかし、闇雲に勉強をしても効果は薄いです。

例えば、

野球で、適当に100回素振りをする

素振りのコツを理解したうえで100回素振りをする

の2つでは、結果が全く違いますよね。

勉強も同じです。

勉強をはじめる前に、傾向を知っているのか。知らないのか。で使える時間も異なります。

本記事を参考に、科目の特徴やおすすめのテキストを揃えて対策をスタートしましょう。

関連記事 教員採用試験 一般教養の勉強法まとめ|傾向と対策

教員採用試験 一般教養 自然科学の特徴

教員採用試験 自然科学の傾向

自然科学の出題科目は、

数学
物理
化学
生物
地学
情報

と、なっています。

出題レベルは中学校~高校1年までが多いです。しかし、科目数が多く広範囲にわたるため多くの受験者が点数をとることができていません。

教員採用試験は「教職教養」と「専門教養」は満点をとる受験者が多いため、合否の命運をわけるのは一般教養ということを理解しましょう。

関連記事 教員採用試験 教養試験(教職教養)の傾向|攻略法のまとめ

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教員採用試験 一般教養 自然科学の勉強方法

教員採用試験 自然科学 勉強法

一般教養の出題数や出題科目は都道府県によってバラバラです。

例えば、愛知県。

愛知県の問題を見ると数学と情報は毎年出題があります。しかし物理、化学、生物、地学は4科目から2科目の出題がランダムにあります。

徳島県の問題を見てみましょう。

徳島県の場合、毎年、数学4問、物理1問、化学1問、生物1問、地学1問と、すべての科目から出題があります。

愛知県の場合は数学と情報を優先して対策する必要があり、徳島県は数学を中心に全科目勉強する必要がありますよね。

このような傾向を知ってから勉強することが1番大切です。

そのために、受験する都道府県の過去問を準備しましょう。過去問を把握することで勉強すべき科目や優先順位を知ることができます。

おすすめの過去問は「【2019年受験】教員採用試験おすすめの参考書と使い方」にまとめています。確認してください。

教員採用試験 一般教養 数学の傾向

教員採用試験 数学の傾向

一般教養の出題がある県では出題率が高い科目です。

主な出題分野は、

数と式
方程式
不等式
関数
図形
確率
数列

と、なっています。

なかでも「方程式」「図形」「確率」の出題率が高いため、優先して勉強しましょう。

数学は苦手な受験者が多いです。しかし出題レベルは高くないため公式を覚えて使えるようにするだけでも正答できる問題は多いです。

教員採用試験 一般教養 数学 過去問

12%の食塩水が50gある。これに食塩を加えて20%の食塩水にしたい。何gの食塩を加えたらよいか,正しいものを1つ選び番号で答えなさい。

⑴ 4g
⑵ 5g
⑶ 6g
⑷ 16.6g
⑸ 20g

縦の長さが1890cm,横の長さが756cmの長方形の中に同じ大きさの正方形をすきまなく敷き詰めるとき,敷き詰めることのできる正方形の一辺の長さが最大となるものはどれか。1~5から1 つ選びなさい。

1.54 cm
2.189 cm
3.378 cm
4.472 cm
5.756 cm

教員採用試験 一般教養 物理の傾向

教員採用試験 物理の勉強法

主な出題分野は、

力学
運動
エネルギー
電気

と、なっています。

出題率が高い分野は「電気」と「運動」です。

オームの法則を使って電力や電圧を求める問題や等速直線運動に関する問題は頻出。公式を理解して使えるようにしておきましょう。

教員採用試験 一般教養 物理 過去問

次の各文は,仕事とエネルギーについて述べたものである。誤っているものはどれか。1~5から1つ選びなさい。

1.質量1 kgの物体を1m持ち上げるのに必要な仕事は1000Jである。

2.100Nの力で壁を押したが動かなかった。このときの仕事は0Jである。

3.A点からB点に物体を動かすとき,斜面や道具を使っても仕事の大きさは変わらない。

4.物体のもつ運動エネルギーは,物体の運動の速さが大きいほど大きい。

5.物体のもつ運動エネルギーは,物体の質量が大きいほど大きい。

正しいものはいくつありますか。

ア.40W(ワット)の扇風機を連続して2時間使った時に消費される電力量は,4800 J(ジュール)である。

イ.鏡に光を当てたとき,入射光や反射光が鏡の面に垂直な直線との間につくる入射角と反射角は等しい。

ウ.音は空気中では1 秒間に約340 m 進むが,これは水中を伝わる音の速さよりも速い。

エ.物体の速さが2倍,3倍となると,その物体がもつ運動エネルギーも2倍、3倍となる。

オ.まっすぐな導線を流れる電流が,導線のまわりにつくる磁界の向きは,電流の向きに右ねじを進ませるときのねじを回す向きになる。

① 1つ
② 2つ
③ 3つ
④ 4つ
⑤ 5つ

教員採用試験 一般教養 化学の傾向

教員採用試験 化学の傾向

主な出題分野は、

物質
気体
溶解度
化学反応式
金属
電気分解

と、なっています。

化学は計算問題と暗記問題が混同している科目です。

物質に関する問題が頻出。

中和や酸化還元反応などについて基礎事項を中心に覚えましょう。問題のレベルは中学校で学習する内容がメインです。

教員採用試験 一般教養 化学 過去問

塩化ナトリウムはナトリウムイオンと塩化物イオンがイオン結合した物質である。このとき,陽イオンと陰イオンにはたらく力を何というか,正しいものを1つ選び番号で答えなさい。

⑴ ファンデルワールス力
⑵ 起電力
⑶ 分子間力
⑷ クーロン力
⑸ 電子親和力

次の1~4の中から,酸素を発生させる操作として最も適切なものを,1つ選びなさい。

1.石灰石にうすい塩酸を加える。

2.塩化アンモニウムと水酸化ナトリウムを混合して,水を加える。

3.二酸化マンガンにうすい過酸化水素水を加える。

4.亜鉛にうすい塩酸を加える。

教員採用試験 一般教養 生物の傾向

教員採用試験 生物の傾向

主な出題分野は、

植物
動物
人体
神経
細胞
物質の循環
遺伝

と、なっています。

生物は全分野からバランスよく出題されています。

範囲が狭く、暗記中心ですむ科目のため理科が苦手な受験者にオススメの科目です。

教員採用試験 一般教養 生物 過去問

植物は,根から硝酸イオンやアンモニウムイオンを吸収してアミノ酸を合成し,さらにアミノ酸からタンパク質や核酸を合成している。このはたらきを何というか,正しいものを1つ選び番号で答えなさい。

⑴ 光合成
⑵ 内呼吸
⑶ 窒素合成
⑷ 窒素固定
⑸ 窒素同化

つぎの各文は,進化について述べたものである。誤っているものはどれか。1~5から1つ選びなさい。

1.カエルの前あしとクジラの胸びれは,同じものから変化した相同器官である。

2.チョウのはねと鳥類のつばさは,起源が異なる相似器官である。

3.ヘビやクジラの後ろあしは,はたらきを失って痕跡のみとなっている痕跡器官である。

4.シソチョウは,ハチュウ類と鳥類の両方の特徴をもつ生物である。

5.ハチュウ類が出現したのは中生代であり,ホニュウ類が出現したのは新生代である。

教員採用試験 一般教養 地学の傾向

教員採用試験 地学の傾向

主な出題分野は、

火山と火成岩
地震
大気の変化
太陽系
宇宙

と、なっています。

地震や津波など、防災教育の一環から地学の出題率が高まりつつあります。

頻出分野は地震と宇宙。

地学は範囲も狭く、暗記で片付く科目のため一気に覚えてしまいましょう。

教員採用試験 一般教養 地学 過去問

大気と海洋の相互作用に関する説明として正しいものを,①~⑤の中から一つ選びなさい。

① ラニーニャ現象が発生すると,日本付近は冷夏・厳冬になる傾向がある。

② ラニーニャ現象が発生すると,日本付近は猛暑・暖冬になる傾向がある。

③ エルニーニョ現象が発生すると,日本付近は冷夏・厳冬になる傾向がある。

④ エルニーニョ現象が発生すると,日本付近は猛暑・厳冬になる傾向がある。

⑤ エルニーニョ現象が発生すると,日本付近は冷夏・暖冬になる傾向がある。

次の文は,梅雨の天気について説明した文である。①,②に入る語として適当なものを,下のア~オから二つ選び,記号で答えよ。

梅雨の時期には,( ① )気団と( ② )気団の勢力がほぼ同じになり,その境に東西に長くのびた停滞前線(梅雨前線)ができ,雨の多いぐずついた天気になる。

ア.オホーツク海
イ.小笠原
ウ.シベリア
エ.日本海
オ.揚子江

教員採用試験 一般教養 情報・コンピュータの傾向

教員採用試験 情報の傾向

スマホの登場などによって、情報教育が必須となりつつあります。

次期(新)学習指導要領でもICT教育の導入が明記されるなど、教育現場は変わろうとしています。

それを受けて教員採用試験でも情報に関する問題を出題している県があります。

情報の出題がある県は、

新潟県 新潟市 愛知県
兵庫県 神戸市 香川県
佐賀県

と、なっています。

PCに関する基礎知識やExcel,Wordに関する知識、SNSなど幅広い問題が出題されています。

とくに兵庫県では例年8問出題があるため、対策は必須。

教員採用試験 一般教養 情報 過去問

ディジタル情報の処理に関する記述として適切でないものは,次の1~5のうちどれか。

1.カラープリンタの場合,色の三原色であるシアン,マゼンタ,イエローを組み合わせて色を表現している。これらを混ぜると暗くなり,黒に近付く。

2.モノクロ画像は,1 画素を白と黒の2 階調で表現した画像である。

3.私たちが日常生活の中で使っている量には,重さや長さのように連続的な量で扱うアナログと,個数のように離散的な量で扱うディジタルがある。

4.圧縮されていない画像形式としてJPEG形式などがあるが,データ量が大きくなるため,ファイル転送には向いていない。そこで,ネットワーク上では通常,BMP形式,GIF形式,PNG形式などの,圧縮をともなう画像形式を用いる。

5.ディジタル信号は伝達の途中で多少波形が乱れても,波形の高低の関係が失われない限り,情報を元通りに再現することができる。

教員採用試験 自然科学 オススメの参考書

参考書がたくさんあって、どれを使えばいいかわからない。

確かに教員採用試験対策用の参考書は多く発売されているため、どれを使えばいいかわかりにくいですよね。

そこで「これを使っておけば間違いない!」というテキストをいくつかご紹介します。

一般教養学習のコツは「よく出るところ、出ないところを把握して、よく出るところだけをやる!」ことがポイントです。

一般教養は1冊の参考書を完璧に覚えたとしても、平気で参考書に載っていない問題を出題してきます。大きく手を広げて勉強するよりも、出題率が高い分野をピンポイントで勉強することが、点数を安定してとるために必要ということを覚えておきましょう。

本記事オススメの参考書は、

 教員採用試験「過去問」シリーズ

 一般教養の要点理解

 絶対決める!一般教養 教員採用試験合格問題集

 高校入試5科一問一答

 畑中敦子の算数・数学キソキソ55

です。

教員採用試験「過去問」シリーズ

はじめに書いたとおり、教員採用試験は受験する都道府県で出題傾向が違います。

この過去問シリーズは直近5年間の本試験問題がのっているため、「出題傾向の把握」や「試験レベルの確認」をするのに役立つ1冊です。

教養試験以外にも専門教養や論文など多くのシリーズがあります。

一般教養の要点理解

「出るところを中心に勉強する」がコンセプトの参考書です。科目・分野ごとに頻出事項を厳選してつめこんでいます。

「赤色の参考書」と「青色の問題集」2冊を組み合わせることで効果的に知識を覚えることができます。

この2冊だけでも一般教養の60%は勉強することができます。残りの40%は模擬試験や全国の過去問を勉強して穴埋めしていけばいいですね。

絶対決める!一般教養

テキストの作りが「一問一答」→「本試験問題」という構成。

一問一答で科目の基礎知識を効果的に覚えることができます。その後本試験問題に取り組んで知識の習得。

付属の赤シートで重要項目を隠しながら覚えることができる点も◎。

しかし、問題数が多くないため優先順位のひくい科目対策として有効活用したい1冊。

高校入試5科一問一答式

国語、英語の基礎ができていない人の基礎作りに最適の1冊です。はじめに書きましたが、教員採用試験では中学校~高校1年レベルが多く出題されます。

その多くが中学校で学んだ知識を少し応用させた問題のため、高校入試のテキストは意外と基礎を学ぶためには使いやすいテキストなんですね。

畑中敦子の算数数学キソキソ55

コンセプトは「一度サヨナラした算数・数学と、図らずも再会する羽目になった、公務員試験受験生・就活生の方へ 」です。

公務員試験やSPI3の試験対策には、おもに小中学校9年間で習った「算数・数学」の理解が大前提。そこで、「四則計算」にはじまり、「因数分解の公式」「立体の体積の求め方」など、算数・数学の学び直しに外せない“基礎の基礎、55項目”を厳選し、一冊にまとめました。試験のベースとなるよう、解説と練習問題をセットで収録しています。ほとんどの項目が“3ページ以内”なので、忘れたところだけを手軽におさらいしたい方にも最適。電車の中など、スキマ時間を活用した学習にぴったりです。

番外編

上記テキストとは別に1冊常備しておきたいテキストがあります。

 オープンセサミシリーズ

教員採用試験対策の大手予備校である「東京アカデミー」が作成している参考書です。

知識量が多く、解法などが書かれており辞書代わりにオススメです。

詳しく説明があるならこの1冊だけでよくない?

確かにオープンセサミだけでもいいです。しかし、長文が続くため暗記には向いていません。また知識量が多い分、「これ試験にでるか?」という無駄な内容も含まれています。

「文章を読んで覚える」のと、「問題形式で覚える」では、圧倒的に「問題形式で覚える」ほうが効果的です。直接つかうのではなく、問題演習をして間違えた知識の確認用として間接的に使用するようにしましょう。

文章形式の参考書だけを使って、知識を覚えようとする。

大学受験用の参考書を使うなどオーバーワークの勉強をする。

出るところを中心に問題形式で覚える

辞書を1冊常備し、確認できるようにしておく。

おわりに

一般教養は科目が多く、範囲が広いため対策に時間がかかります。

しかし、一般教養で点数をとることが合格に近づくためには必要不可欠です。どうしても一般教養が苦手!という人は予備校に頼りましょう。

予備校は傾向を踏まえて無駄のない授業をしてくれます。少ない授業数で点数をとらせる必要があるため、効果的です。

今は、多くの予備校が教員採用試験に関する「無料セミナー」や「イベント」を行っています。予備校に通って対策することも有効ですが、できればお金はあまりかけたくないですよね。ぜひ、こういった無料イベントを活用しましょう。

おすすめする予備校は『資格の学校TAC』と『東京アカデミー』です。

資格の学校 TAC
各種資格試験や公務員試験に定評のある大手予備校。通信講座が充実しており、WEBやDVDをつかって自宅や図書館などで勉強ができます。
また、面接や論文指導が無制限で受けれる。
おすすめ度
通学 東京や大阪など主要都市のみ
通信 WEBやDVDでいつでも、どこでも視聴可能
その他 面接・論文の指導が無制限

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東京アカデミー
教員採用試験=東京アカデミーといえるくらいの大手予備校。生授業をウリにしており、指導力は抜群。試験研究部署があり、情報量にも定評があります。通信講座は弱い。
おすすめ度
通学 全国展開。すべて生授業で実施。
通信 DVDやWEBフォローがなく、添削のみ。
その他 情報量は抜群、面倒見がよい。

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