教員採用試験

教員採用試験 教育史の勉強法|傾向と対策

教員採用試験の教育史って、どんな科目?

教育史の出題パターンってあるの?

教育史の勉強方法が知りたい。

このような情報を探している方、多いのではないでしょうか。

教育史は教職教養科目の1つで、どの都道府県も1~2問程度出題されています。

“教育の歴史”なので暗記がメインとなります。

暗記が苦手な受験者にとっては苦痛の科目ですが、出題されやすい分野は決まっています。

勉強をはじめる前に本記事を参考にして傾向をつかんでみましょう。

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教員採用試験 教育史 出題傾向

教員採用試験 教育史の出題傾向

教育史の分野

教育史は「日本教育史」と「西洋教育史」に分類することができます。

さらに、

 古代の教育

 中世の教育

 近世の教育

 近代の教育

 現代の教育

に分かれています。

分野ごとの出題頻度をA~Cで表すと西洋教育史は、

古代 C
中世 C
近世 C
近代 B
現代 B

と、なっています。

日本教育史は、

古代 C
中世 C
近世 B
近代 A
現代 B

と、なっています。

いずれもA(重要度高い)~C(重要度低い)で表示。

教育史の平均点

某予備校の模擬試験データによると平均正答率は50%~55%

2問に1問は正答していることになります。

多くの都道府県で教育史は2問出題されており、「点数が取りやすい問題」と「差がつく問題」を織り交ぜて作成しています。

教員採用試験は1問の正答によって合否が分かれることが非常に多いため、教育史は得点源にしたい科目です。

教員採用試験 教育史の難易度

教育史では「人物名と名言や著書」を結びつける問題が圧倒的に多く出題されます。

出題頻度が多い人物や著書には傾向があるため、参考書や問題集を理解していれば、確実に得点できる問題がほとんどです。

たまに聞いたことないような人物や著書が出題されますが、選択肢をみると消去法で削ることができるため困ることは少ないです。

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教員採用試験 教育史 出題パターン

教員採用試験 教育史の出題パターン

実際に出題されている問題を見ながらパターンをみていきます。

空欄補充

教育史 問題

難易度は低めで、基本的に選択肢から語句を選ぶ出題パターンです。

選択肢ごとに配点があるパターンと、すべての組合せが正答しないと点数にならないパターンがあります。

並び替え

教員採用試験 教育史 過去問

センター試験や大学受験のように細かい年表を覚えるよりも、歴史的背景を意識した流れを覚えることが重要です。

正誤問題

教員採用試験 教育史 過去問

教育史で一番出題されているパターンです。

出題パターンは、

 正しい選択肢を選ぶ

 誤っている選択肢を選ぶ

 正しい選択肢の組合せを選ぶ

 各選択肢の正誤を選ぶ

の、4つがあります。

正誤問題では、2~3まで選択肢を絞ることは簡単ですが、紛らわしい語句が並ぶため絞り込むことがむずかしいです。

教員採用試験 教育史 差がつきやすい問題

教員採用試験 教育史の攻略

複合問題

教員採用試験 教育史 過去問

西洋教育史と日本教育史が混ざって出題される問題です。

受験者の中には教育史に時間をかけることができずに、日本教育史だけ勉強する手段をつかう人は注意が必要。

正誤問題

正誤問題の中でも、選択肢ごとに○、×をつける出題は正答率が下がる傾向にあります。

教員採用試験 教育史 過去問

このパターンはすべての正誤が正しくないと正答になることがないため、1問でも知識があやふやだと不正解になる確率が高くなります。

教員採用試験 教育史の勉強法

教育史は勉強をしようと思うと限りなく膨大な範囲を勉強しなければいけません。

そのためコンパクトで最大の効果を発揮する勉強をする必要があります。

私が指導してきたなかで最も効果的で点数を取らせることができた勉強法が、

 主要人物を覚える

 一問一答形式で知識を覚える

 全国の過去問を使って勉強する

です。

教育史の勉強法① 主要人物を覚える

出題の多くは「人物名」と「著書・名言」の組合せを確認させる問題なので主要人物を中心に覚えることが重要。

これだけは覚えておいた方がいい人物をまとめましたので、参考にしてください。

教育史 覚えるべき主要人物一覧(西洋教育史)

ソクラテス フレーベル
コメニウス エレン・ケイ
ロック ナトルプ
ルソー ケルシェンシュタイナー
カント デューイ
ペスタロッチ キルパトリック
ヘルバルト ペーターゼン
パーカースト イリイチ
ブルーナー

教育史 覚えるべき主要人物一覧(日本教育史)

林羅山 新島襄
伊藤仁斎 井上毅
貝原益軒 森有礼
広瀬淡窓 沢柳政太郎
緒方洪庵 羽仁もと子
吉田松陰 及川平治
福沢諭吉 鈴木三重吉

これらの人物については著書名や成し遂げたことを組み合わせて覚えるようにしましょう。

教育史の勉強法② 一問一答形式で知識を覚える

前述しているように、教育史は「人物名」と「著書・名言」の組合せを選ぶ出題がメインです。

そのため参考書で文章を読み込んで覚えるよりも、一問一答形式で「ルソーといえば、エミール」のように紐づけて覚えることが重要。

そこで、おすすめするテキストが「絶対決める!教職教養 合格問題集」です。

構成が一問一答→問題→過去問となっており、基礎知識をつめこんで本試験問題に取り組むことで知識の定着を目指すテキストです。

教員採用試験用の参考書は多くありますが、一問一答形式で勉強できるテキストは私の知る限りこのテキストのみです。

しかし、アウトプットするための問題数が少ないため、このテキストは「一問一答」部分のみに使うことをオススメしています。

アウトプットは「教職教養の過去問 (2019年度版 Hyper 実戦シリーズ)」を使っておこないます。

教育史の勉強法③ 全国の問題を解く

一問一答で知識のインプットができたら全国の過去問を解いて知識の定着と穴埋めを行います。

過去問が終われば②と③を繰り返す。

終わりに

教育史は出題数が少なく、県によっては出題がないこともあります。

勉強をはじめる前に受験先の過去問で出題数や出題率を確認してみましょう。

出題があれば、得点源にすべき科目です。

ABOUT ME
福永 真
大学卒業後、9年間中学・高校の社会科教諭として勤務。家庭の事情で退職後、某出版社へ就職。教員採用試験の担当を7年経験して41歳で独立。現在、大学や短大で今までの経験を活かし、教職アドバイザーとして活動中。高校受験の家庭教師もやっています。