特例選考

教員採用試験 一般選考と講師経験者採用 合格率の違いはあるの?

教員採用試験 一般選考と講師経験者採用 合格率の違い
悩んでいる人
悩んでいる人
現在、講師経験3年目です。今年から講師経験枠で受験できるようになるけど、一般枠で受験しようか迷っています。

と、いった悩みに回答します。

どうも、福永です。

先日、下記ツイートをしました。

よく一般選考と特別選考で合格倍率は違いますか?って質問されるけど、多くは別だと思います。

すべての自治体がそうだとはいえないけど、情報が出ている自治体を見る限り各選考ごとに合格者数を決めていることが多い。

これについて深堀していきます。

すべての人に当てはまる内容ではありませんが、参考になる内容ですよ。

教員採用試験 常勤講師、非常勤講師は有利か
教員採用試験 不合格になったら講師はすべきか試験に落ちると常勤、非常勤講師として働くか迷いますよね。それぞれメリット、デメリットがあるので解説します。また気になる給料にも触れているので参考にしてください。...

教員採用試験で実施される特別選考とは

教員採用試験では一般選考のほかに、多くの特別選考が実施されています。

実施されている特別選考は自治体によってバラバラなので、受験先の募集要項で確認しておくようにしましょう。

一般的な特別選考としては、次のようなものがあります。

  • 講師経験枠
  • 社会人経験枠
  • 他地区教諭経験枠

1つずつみていきましょう。

教員採用試験の講師経験枠とは

講師経験枠とは、現在、公立学校で講師として働いている人を対象とした特別選考です。

自治体によって条件は異なるけど、多くは常勤講師で3年以上を対象としています。

最近は、受験者を確保するために常勤・非常勤問わず、しかも1年の経験があればOKというような自治体(神奈川県)もあります。

教育現場では“即戦力”が求められている傾向にあるので、今後は条件の緩和が行われそうです。

この講師経験枠で受験すれば、

  • 1次試験のすべてが免除
  • 筆記試験の免除
  • 筆記試験を論文や面接に変更できる

と、いった働きながらでも負担がかからないように選考を受けることができます。

教員採用試験 特別選考
【社会人経験】教員採用試験 特別選考とは【講師経験】教員採用試験は講師経験や社会人経験を使って特別選考を受験できます。試験の一部免除や論文への変更など一般選考に比べて負担を減らすことができます。まずは選考の内容を把握しましょう。...

教員採用試験の社会人経験枠とは

社会人経験枠とは教員ではなく民間企業や市役所などで働いている人を対象として行われる選考です。

静岡県のように教員免許を持っていなくても教員への道を作っている自治体もありますが、多くは教員免許を持っていることが前提となります。

多くは民間企業などで5年以上の経験がある人を対象にしていることが多く、

  • 筆記試験を論文や面接に変更
  • プレゼン試験

と、いった措置がとられています。

一般常識がない人間が教師をすることに疑問を持っている声が多くなっています。

そのため常識を備えた社会人は今後求められていく傾向が強そうです。

教員採用試験の他地区教諭経験枠とは

他地区教諭経験枠とは、現在、受験先ではない地域で現職教諭として働いている人を対象とした選考方法です。

例えば東京都が第1志望だったけど、不合格。併願受験で合格した愛知県で働いているといった人が受験できます。

一般的に現職教養として3年以上働いていることが条件となり、

  • 1次試験のすべてが免除
  • 2次試験の個人面接だけで受験できる

と、いった特例が設けられています。

教員採用試験では、一般枠のほかにもこういった選考があることを知っておいてください。

では、一般枠と特別選考。

合格のしやすさに違いはあるのでしょうか。

SPONSERD LINK

教員採用試験 一般枠と特別選考による合格率の違い

一般枠と特別選考では合格のしやすさは違います

なぜなら、選考ごとに合格者が決まるからです。

例えば神奈川県の小学校でみると、

受験者 合格者 倍率
一般枠 657人 145人 4.5倍
講師枠 457人 112人 4.0倍
社会人枠 15人 3人 5.0倍

と、なっています。

一見、講師枠で受験したほうが合格しやすいように見えますね。

では、次の表をみてください。

受験者 合格者 倍率
一般枠 346人 145人 2.3倍
講師枠 340人 112人 3.0倍
社会人枠 12人 3人 4.0倍

これは同じく神奈川県教員採用試験の小学校 2次試験の倍率を表したものです。

講師枠より一般枠で受験したほうが最終合格にたどり着きやすい傾向にありますね。

ただ、1次試験の倍率をみると、やはり講師経験枠や社会人枠で受験したほうが合格はしやすいのかなって感じですね。

参考に神奈川県、川崎市、愛知県(2次)の選考ごとの倍率をのせておきます。

神奈川県 小学校(1次試験)

受験者 合格者 倍率
一般枠 503人 354人 1.4倍
講師枠 459人 385人 1.2倍
社会人枠 20人 16人 1.2倍

川崎市 小学校(1次試験)

受験者 合格者 倍率
一般枠 287人 180人 1.6倍
講師枠 133人 118人 1.2倍
社会人枠 19人 4人 4.8倍

愛知県 小学校(2次試験)

※愛知県の講師枠は1次試験がすべて免除のため2次試験での競争率を書いています。

受験者 合格者 倍率
一般枠 1115人 550人 2.0倍
講師枠 413人 104人 4.0倍
社会人枠 3人 1人 3.0倍

終わりに

確かに筆記試験などの免除によって勉強の負担は少なくなると思います。

しかし、必ずしも合格しやすくなるわけではないので注意しましょう。

経験枠で受験する人は、経験があるという基準のもと評価をつけられます。

これは経験枠で受験できる権利がある人が一般枠で受験できる場合も面接で聞かれる可能性は十分にあるので答えられるように準備をしておきましょう。

教員採用試験 新卒で常勤講師
教員採用試験 新卒が常勤講師をしながら合格できない理由大学を卒業したら常勤講師をしながら教員採用試験の合格を目指そうと思ていませんか?結論からいえばかなり難しいですよ!その理由を解説していきます。...
ABOUT ME
アバター
福永 真
42歳 関東圏在住/大卒→中学・高校教員(社会科)→教育出版業を経て教職コンサルタントとして躍進中。教育問題の課題、解決に向けたセミナーを開催・企画しています。