どうも、福永( @kyosai365)です。
今回の記事では教育原理の学習指導要領について書いています。
学習指導要領は教員として必要なバイブルみたいな存在です。そのため出題率はNo1.
点数を上げるためにも力をいれて勉強しないといけません。まずは本記事を読んで特徴や出題例を確認していきましょう!
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教員採用試験の教育原理 学習指導要領の特徴
学習指導要領は教育原理のなかで最も出題が多い分野です。
その出題率は30%以上!
出題の多くは総則から!
学習指導要領は「前文」「総則」「各教科」「道徳」「外国語活動」「総合的な学習の時間」「特別活動」に分かれています。
このうち70%が「総則」からの出題。つまり特に意識して勉強すべき分野です。
自治体によっては「各教科」からの出題もあるため、受験先の傾向を確認するようにしましょう!
本記事でもいくつかの自治体を取り扱っています。参考にしてください。
配信中の自治体を確認しよう!

【過去問】教育原理の出題率No1「学習指導要領」にチャレンジ!「前文」
次の文は,「小学校学習指導要領(平成29年3月告示)」,「中学校学習指導要領(平成29年3月告示)」,「高等学校学習指導要領(平成30年3月告示)」,「特別支援学校小学部・中学部学習指導要領(平成29 年4 月告示)」及び「特別支援学校高等部学習指導要領(平成31年2月告示)」の「前文」の一部である。a~fにあてはまる語句を下の①~④から1 つずつ選びなさい。
教育課程を通して,これからの時代に求められる教育を実現していくためには,よりよい( a )を通してよりよい社会を創るという理念を学校と社会とが共有し,それぞれの学校において,必要な学習内容をどのように学び,どのような( b )を身に付けられるようにするのかを教育課程において明確にしながら,社会との連携及び協働によりその実現を図っていくという,( c )教育課程の実現が重要となる。学習指導要領とは,こうした理念の実現に向けて必要となる教育課程の基準を( d )に定めるものである。学習指導要領が果たす役割の一つは,公の性質を有する学校における( e )を全国的に確保することである。また,各学校がその特色を生かして創意工夫を重ね,長年にわたり積み重ねられてきた( f )や学術研究の蓄積を生かしながら,児童や地域の現状や課題を捉え,家庭や地域社会と協力して,学習指導要領を踏まえた教育活動の更なる充実を図っていくことも重要である。
a.①学校運営 ②学校教育 ③学校生活 ④学校環境
b.①知識・技能 ②生きる力 ③人間性 ④資質・能力
c.①生きる力を育む ②多面的・多角的な ③社会に開かれた ④相互連携による
d.①具体的 ②体系的 ③大綱的 ④計画的
e.①教育水準 ②指導技術 ③教育内容 ④授業時数
f.①教育実践 ②伝統・文化 ③校内研修 ④学習・指導
a.② b.④ c.③ d.③ e.① f.①
【過去問】教育原理の出題率No1「学習指導要領」にチャレンジ!「総則」
次の文章は,小学校学習指導要領(平成29年3月告示)第1章「総則」の一部である。これを読んで,問1,問2 に答えなさい。
児童が,学ぶことと自己の将来とのつながりを見通しながら,( 1 )に向けて必要な基盤となる資質・能力を身に付けていくことができるよう,( 2 )を要としつつ各教科等の特質に応じて,キャリア教育の充実を図ること。
問1 空欄1,空欄2 に当てはまる語句の組合せを選びなさい。
ア. 1 -進学・就職 2 -特別活動
イ. 1 -進学・就職 2 -カウンセリング
ウ. 1 -進学・就職 2 -特別支援教育
エ. 1 -社会的・職業的自立 2 -特別活動
オ. 1 -社会的・職業的自立 2 -カウンセリング
問2 下線部に関して,小学校学習指導要領解説 総則編(平成29年7月文部科学省)において示されている内容として,適切なものの組合せを選びなさい。
① 児童に将来の生活や社会,職業などとの関連を意識させる学習であることから,その実施に当たっては,職場見学や社会人講話などの機会の確保が不可欠である。
② 教育活動全体の中で基礎的・汎用的能力を育むものであることから,夢を持つことや職業調べなどの固定的な活動だけに終わらないようにすることが大切である。
③ 保護者と共通理解を図った上で,将来,児童が社会の中での自分の役割を果たしながら,自分らしい生き方を実現していくための働きかけを行うことが必要である。
④ 日常生活に必要な基礎的な知識や技能を身に付け,生活をよりよくしようと工夫する資質・能力を育てることで,自分の生活を見直すことにつながるようにする。
⑤ 世界と日本との関わりについて考え,日本人としての自覚をもって,文化の継承・発展・創造と社会の発展に貢献し得る能力や態度が養われなければならない。
ア.①②③ イ.①②⑤ ウ.①③④ エ.②④⑤ オ.③④⑤
問1 エ
問2 ア
【過去問】教育原理の出題率No1「学習指導要領」にチャレンジ!「総則」
次の文は,高等学校学習指導要領(平成30年3月告示)「第1 章 総則」の「第1 款 高等学校教育の基本と教育課程の役割」の一部である。文中の( ア )~( オ )に当てはまることばを書きなさい。
(1)基礎的・基本的な知識及び( ア )を確実に習得させ,これらを活用して課題を解決するために必要な( イ ),判断力,表現力等を育むとともに,( ウ )に学習に取り組む態度を養い,個性を生かし多様な人々との( エ )を促す教育の充実に努めること。その際,生徒の発達の段階を考慮して,生徒の( オ )など,学習の基盤をつくる活動を充実するとともに,家庭との連携を図りながら,生徒の学習習慣が確立するよう配慮すること。
ア.技能 イ.思考力 ウ.主体的 エ.協働 オ.言語活動
【過去問】教育原理の出題率No1「学習指導要領」にチャレンジ!「各教科」
次は「小学校学習指導要領」(平成29年3月告示 文部科学省)「第2章 各教科 第10節 外国語 第2各言語の目標及び内容等」で示された目標として最も適切なものを,次の①~④のうちから選びなさい。
① 大文字,小文字を活字体で書くことができるようにする。
② 関心のある事柄について,簡単な語句や文を用いて正確に書くことができるようにする。
③ 社会的な話題に関して聞いたり読んだりしたことについて,考えたことや感じたこと,その理由などを,簡単な語句や文を用いて書くことができるようにする。
④ 日常的な話題について,事実や自分の考え,気持ちなどを整理し,簡単な語句や文を用いてまとまりのある文章を書くことができるようにする。
①
【過去問】教育原理の出題率No1「学習指導要領」にチャレンジ!「時事」
「幼稚園,小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)」(平成28年12月21日 中央教育審議会)には,「資質・能力の三つの柱」として,次のものが示されている。( ア )にあてはまるものをA群から,( イ )にあてはまるものをB群から,( ウ )にあてはまるものをC群からそれぞれ一つずつ選べ。
・「何を理解しているか,何ができるか(生きて働く「( ア )」の習得)」
・「理解していること・できることをどう使うか(( イ )にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」の育成)」
・「どのように社会・世界と関わり,よりよい人生を送るか(学びを人生や社会に生かそうとする「( ウ )」の涵養)」
〈A群〉
①知識・技能 ②知識・能力 ③基礎・基本
〈B群〉
④現代的な諸問題 ⑤情報技術の進化 ⑥未知の状況
〈C群〉
⑦関心・意欲・態度 ⑧学びに向かう力・人間性等 ⑨社会を生き抜く力・個性等
ア.①
イ.⑥
ウ.⑧
教職教養を制すれば合格できる
教養試験で点数を上げるにも、面接や論文で評価をもらうにも教職教養の攻略が必要です。
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教育原理「学習指導要領」まとめ
この記事は教育原理の分野「学習指導要領」をまとめていました。
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