神戸市

神戸市教員採用試験 過去問分析から見える一般教養の重要性

神戸市の教養試験の出題内容は

教養試験の傾向が知りたい。

このような情報を求めている方、多いのではないでしょうか。

試験勉強をはじめる前に出題内容や出題傾向を把握することは、『とても重要である』といえます。

理由は、教員採用試験の試験問題は都道府県ごとに作成しています。地域によって抱えている教育問題や目標は違うため、そこが試験問題にも反映される傾向が強いからです。

出題傾向を理解して勉強をすることで、少ない時間でも得点が取れるようになります。

試験勉強をはじめる前の傾向分析として活用してください。

神戸市教員採用試験 過去問に挑戦してみよう!

次の問題は実際に神戸市で出題された過去問です。

難易度や出題形式を確認しながら解いてみましょう!

次の文は教育公務員特例法第22条である。(ア)、(イ)にあてはまる正しい語句の組合せを①~④から選び、番号で答えよ。

教員は、(ア)に支障のない限り、本属長の承認を受けて、勤務場所(イ)研修を行うことができる。

① ア 体調 イ を離れて
② ア 授業 イ に限り
③ ア 授業 イ を離れて
④ ア 体調 イ に限り表記

平成28年9月に文部科学省から通知された「不登校児童生徒への支援の在り方について」の内容として、誤っているものを①~④から選び、番号で答えよ。

① 不登校児童生徒の支援においては、予兆への対応を含めた初期段階からの組織的・計画的な支援が必要である。

② 校長のリーダーシップの下、教員だけで、組織的な支援体制を整えることが必要である。

③ いじめが原因で不登校となっている場合等には、いじめられている児童生徒の緊急避難としての欠席が弾力的に認められてもよい。

④ 不登校の要因や背景を的確に把握するため、学級担任の視点のみならず、スクールカウンセラー及びスクールソーシャルワーカー等によるアセスメント(見立て)が有効である。

このように神戸市の問題は「空欄補充」や「正誤問題」を4つの選択肢から回答する形式です。

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神戸市教員採用試験 試験科目

神戸市の教養試験は「教職教養」と「一般教養」から出題があります。

過去3年間で出題された科目は、

教育原理 日本史
教育法規 世界史
教育心理 地理
教育史 政治
教育時事 経済
神戸市の問題 数学
国語 物理
英語 化学
倫理 生物
音楽 地学
美術 情報
保健体育 常識・雑学
家庭

と、なっています。

とても多くの科目から出題されていることがわかりますよね。

闇雲に勉強しても時間だけが無駄にすぎますよ。

時間を無駄にしないためにも出題傾向を知ることが重要!

神戸市教員採用試験 出題傾向

例年、大問50題、解答個数50個の出題があります。

全問マークシート方式で、試験時間は50分。

分野別でみると、教職教養15問、一般教養35問で、一般教養重視の傾向です。

過去3年間の科目別出題数は、

教職教養 2018年 2017年 2016年
教育原理 3 2 4
教育法規 4 9 5
教育心理 2 2 2
教育史 1
教育時事 4 2 3
神戸市関係 1 1
合計 15 15 15
一般教養 2018年 2017年 2016年
国語 9 14 7
数学 4 4 2
英語 3 5 3
日本史 0
世界史 0
地理 2
政治 1 1
経済 0
物理 0
化学 0 1
生物 0
地学 1
音楽 1 1
美術 1
家庭 0 1
体育 0
情報 1 1
常識・雑学 11 11 4
神戸市(一般) 1
合計 35 35 20

と、なっています。

見てのように「国語」と「常識・雑学」が全体の40%以上を占める傾向がありますね。

優先して勉強する科目がわかりましたね。

教育原理の傾向

教育原理は3問程度の出題があります。

頻出分野は、生徒指導と障害児教育

押さえておきたい文部科学省の通知・報告は、

  • 共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進
  • 性同一性障害や性的指向・性自認に係る、児童生徒に対するきめ細かな対応等の実施について

教育法規の傾向

教職教養の中で最も出題数が多いので注意が必要です。

頻出条文は教育基本法

障害児教育に関連する条文の出題も多いため、教育原理を勉強する際にまとめて覚えてしまいましょう。

人文科学の傾向

国語と英語が必須で、音楽や美術の出題もあります。

対策すべきは国語と英語。

国語は漢字、四字熟語、文章読解が頻出です。とくに気をつけるべきは文章読解。1問4点×2問=8点分の出題があります。

英語は英文読解と会話文が頻出。

注意しなければいけないのは時間配分です。

前述したように、問題数50問で試験時間は50分。1問当たり1分で解かなければいけません。

読解問題は配点が高いため、絶対に落とすことはできませんが正答を出すために時間がかかってしまいます。

どの問題から解くかを決めておきましょう。

社会科学の傾向

政治の出題が多いです。

日本史や世界史の出題は、ほとんどないため無視しましょう。

過去の出題を見ると、選挙制度や省庁、国際関係に関する出題がありました。一般時事的な要素を含む問題が多いため、普段からニュース番組などをみて情報収集をしておきましょう。

自然科学の傾向

数学と情報が頻出。理科に関しては化学と地学の出題が近年ではあります。

数学は図形と方程式が頻出。

国語の読解問題と同じように時間がとられる科目です。

解き方としては、まず問題をみてすぐに解法が浮かべば解いて、悩むようであれば後回しにしましょう。

何度も言いますが、神戸市の教養試験は時間との勝負です。

常識・雑学の傾向

神戸市で一番出題数が多い問題です。

世界遺産やオリンピック、ノーベル賞などの時事的な要素をふくむ出題があります。

対策方法としては普段から日本・世界の出来事に関心をもつこと。

よく出題される常識・雑学問題の代表例は、

オリンピック

ノーベル賞

世界遺産

祝日

です。

2018年の試験でもノーベル賞や世界遺産に関する出題がありました。

日本に関するものは必須です。

神戸市教員採用試験 難易度

神戸市の難易度は高い。

理由としては2つあります。

まず1つ目は、「倍率が高い」です。

「神戸市の倍率」でも書いていますが、1次試験の平均倍率は3倍を超えます。科目によって3倍を超える都道府県は多くありますが、全体的に3倍を超えている地区は少ないです。

2つ目は、「一般教養重視」。

教員採用試験 一般教養の勉強法まとめ|傾向と対策」でも書いていますが、一般教養は苦手な受験者が多いです。

しかし神戸市の教養試験は70%以上が一般教養で占められています。

また出題の多くが常識・雑学問題で対策がしにくいことも理由のひとつになります。

終わりに

神戸市の教養試験は一般教養が中心だとわかりましたね。

一般教養は科目数が多く、範囲が広いため対策がしにくいです。

1次試験は集団面接もあることを忘れないようにしましょう。

ABOUT ME
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福永 真
42歳 関東圏在住/大卒→中学・高校教員(社会科)→教育出版業を経て教職コンサルタントとして躍進中。教育問題の課題、解決に向けたセミナーを開催・企画しています。